- ■ノロウイルスを含む食物を口に入れる、或は手についたウイルスを口に入れることによりウイルスが小腸の上皮細胞に到着して初めて小腸が炎症を起し、発熱や嘔吐・腹痛・下痢を発症する。
- ■ノロウイルスは感染者の糞便から手・口への糞口感染を繰り返す。またその感染者から周りの人への感染が多発する。
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■牡蠣又は二枚貝が原因となる理由
- 牡蠣の食餌性=プランクトンを大量に捕食。
- 海水を大量に吸引=ノロウイルスを蓄積・濃縮。
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■巻き貝・一枚貝が原因とならない理由
- 食餌性=サザエ・アワビなどは海草を食餌
- 海水を大量に吸引することなく、蓄積・濃縮が極めて少ない。
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ノロウイルス感染源の封鎖
~糞便や汚物・吐物は慎重に、速やかに処理。
感染経路を遮断する。~
- ■食材・調理等の取扱いを徹底!
- ■取扱者(運搬・加工・配膳等)の手指の洗浄・殺菌!
- ■外部入場者(業者・来客・取材等)の手指の洗浄・殺菌!
- ■加工・調理施設(食材が接触する器具・設備等の煮沸または消毒!
ポイントまとめ ノロウイルス対策の提案です。
ノロウイルス対策は万全ですか?
- ノロウイルスのシーズンは11月頃から3月頃まで、、、、と云われていますが、この時期は温度が低く(低ければ低いほど長時間生存可能)空気も乾燥している(乾燥にも強い)ので、ノロウイルスが活発に活動する為です。 然し、近年ノロウイルスを原因とする食中毒・集団感染は季節を問わず通年頻発しておりちょっとした油断が大きな事故に繋がっていますのでオールシーズンのノロウイルス対策が必要です。
- 人以外の動物や食品等の環境下で増殖することはありません。
- 人の小腸の上皮細胞でしか増殖することは出来ません。
- 人の手に付着したり、空気中に飛散したものを吸引したりして、口から入ったものが小腸に到着してはじめて発症するもので経口感染と呼んでいます。
- 表面が蛋白質、その中にRNA(リボ核酸)が1本。極めて単純な構造で、小型球菌ウイルスと呼ばれていたもので遺伝子型が多いと云われています。
- ノロウイルスは糞便から口への糞口感染を繰り返す
- あの人の手・・・・・例えばお客様も
- この人の手・・・・・例えば食材に関わる人も
- そして自分の手・・・例えば経営者・責任者の方も
- 用便後の人は必ず・・・・
- 調理に携わる人は必ず・・・
- 飲食をする人はすべて必ず・・
ノロウイルスの正体
ノロウイルスの感染経路
ノロウイルスの感染源は糞便と吐物
入念な手洗いと乾燥殺菌をする
これが衛生管理・感染予防の基本であり、食生活の安心・安全を確保する為に必要不可欠な危機管理です。